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遠い国に旅行するのは非常に楽しいものですが、長時間のフライトと時差はとても疲れますよね。

例えば、日本からニューヨークに移動すると、時差が13時間も遅くなるので、気分や健康に深刻な影響を及ぼします。毎月のように、このような大移動をする人は、極めて身体に大きな負担がかかっていることでしょう。

では具体的に、タイムゾーンを越えることは、人間の体や心に一体どんな影響を与えるのでしょうか?

時差ボケ

時差ボケとは、タイムゾーンを越える際に人体に生じる症状から成る症候群です。全世界は24のタイムゾーン(時間帯)に分かれており、症状の重さはタイムゾーンをまたぐ回数によって異なります。

旅行が好きな人なら、「東回りは大変、西回りは楽」だと聞いたことがあるかもしれません。なぜなら、概日リズムは、遅い時間へとズラすほうが簡単なので、西回りで旅行する方が我慢しやすいのです。よくよく考えてみれば、いつもより数時間早く起きるのに比べて、いつもより数時間長く起きている方がずっと楽ですよね。

概日リズムへの影響

先ほどもチラッと出てきた「概日リズム」とは、24時間周期で起こる身体的・精神的・行動面の変化のことです。こうした変化は、環境の明暗の変化に大きく依存しています。

タイムゾーンを越えることで、一日が長くなったり短くなったりすると、自然な概日リズムが狂い、体重増加や衝動的な行動を引き起こすなど、身体や脳に深刻な障害をもたらす場合があるのです。

睡眠の乱れ

タイムゾーンを越える際に最も問題となるのが、睡眠の乱れです。タイムゾーンが変わった後、数日間は通常の睡眠リズムに戻れないことがよくある、との報告が多くあります。

一番辛いのは初日で、多くの人が集中できず眠りにつけない、と感じてしまいます。また、極度の疲労感や倦怠感もしばしばみられます。

食習慣の乱れ

ほとんどの人は、常日頃から、毎日(ほぼ)同じ時間に食事をする習慣がありますよね。ところが、タイムゾーンが変わると、食欲のリズムが狂ってしまい、夜中にお腹が空いたり、ランチタイムに食欲が湧かなくなったりします。これが長期的に続いてしまうと、胃腸障害や摂食障害の原因にもなりかねません。新陳代謝に影響が出て、胃腸のバランスを崩してしまう場合があります。

時差ボケの対処法

タイムゾーンを超える旅行前になると、それに備えて、睡眠時間を少しずつズラしていくと良いでしょう。また、移動中ずっと起きていることで、到着した時には、時差の影響よりも眠気が勝つようにしておくと、眠ることができます。

目的地に到着したら、できるだけ太陽光を浴びるようにして、概日リズムを整えましょう。コーヒーを飲んだり、タイミングよく昼寝をしたりする等、眠気覚ましにいつも使う方法も役立ちます。また、就寝時に低用量のメラトニンを服用することで、概日リズムを早めに調整できるのでおすすめです。